こんにちは!
行く病院の先々で異なる仕様の電子カルテに毎度振り回されるロトラです(笑)
前回は医師国家試験の話をしましたね。
今回は国家試験合格後の医師の進路について以下の順番でお話します。
- 初期臨床研修開始
- 初期臨床研修修了
- その後・・・
初期臨床研修開始
国家試験に合格し、医師免許を取得したら次は初期臨床研修医として修練開始です。
国から臨床研修指定を受けている病院で様々な診療科を回りながら指導医に付いて、診察や治療法、技術などを身に着けていくといった生活を2年間続けます。
僕はこの初期研修を、巷では”野戦病院“と呼ばれる施設を選んだので非常につらい二年間でした(泣)
そもそも臨床研修指定病院への就活はどうやってするのかという話もあるのですが、これはまた別の機会にお話しします。
合格したら医療行為何でもできるの?
資格上は、医療行為可能ですが、それはあくまで初期研修を行う病院の中だけの話でその関連施設以外では基本的に許されていません。
医学生の後半(4,5,6年生)では、各大学で病院実習がありますが、ここで医療行為を修練できるわけではありません。
この実習は実際の治療や手技を傍から見るというレベルものですので、国家試験に通っても医療行為を一人で行うのは技術的に不可能なんですね。
なので二年間の初期臨床研修を終えることで、医者なら誰でも最低限できてほしいと思われるラインまで成長する期間が必要ということで設けられた制度です(平成16年から施行の制度ですので一定の世代までのお話です)
ハイポとかハイパーってなんのこと?
簡単に言えば、初期臨床研修を行う病院の忙しさのことです。
国から臨床研修医指定を受けていても指導方法にはばらつきがあるんですね。
楽な研修であればハイポ、ハードであればハイパーと呼ばれます。
自発的に勉強することができる人や自身の興味ある診療科のことにのみ集中したい人はハイポ病院を選ぶ傾向にありますが、どこに行ってもお荷物にならない程度には鍛えてほしい、強制されないと勉強しない、教えてもらうことには何でも喰らいつき、自分をより高めたいといった人がハイパー病院を選ぶ傾向にあります。
僕は、ハイパー(ブラック)病院を選びました、強制されないとやらないタイプでしたので(笑)
初期研修の内容に関しましては、また別の記事でお話ししようと思います。
初期臨床研修修了
この初期臨床研修を修了すれば、医師として様々な病院に雇ってもらえるようになります。
裏を返せば、初期研修を修了していないと医師として雇ってもらえないんですね。
初期研修が修了すると、ここから医師の進路は主に以下の四つに分かれていきます。
専攻医(後期研修)
みなさん医者と聞くとどの診療科の先生か気になりますよね。
まさにそれです、専門医プログラムに登録し、そのカリキュラムに則る研修を後期研修と呼び、その研修真っ只中の先生を専攻医と呼びます。
こうやって専門医や認定医をとっていくわけです。
医師の多くは、この進路へ進みますね。
保険診療の開業医や健診医、基礎研究医などもこのルートで修練してこられています。
美容系
美容整形外科や美容皮膚科などの自由診療領域のことですね。
初期研修が終われば、こちらに進むことができます。
年収が高く、QOLもいいですが、訴訟のリスクが高いです。
1つ目にあげた進路からこちらへシフトする先生もおられます。
開業する先生もいますし、初期研修が終わってすぐ、全国展開した大手クリニック地方院の院長になったりする例も最近よく聞きます。
フリーランス
まさに今の僕のことです。
自分のスキルを売りにして様々な病院で雇ってもらうスタイルです。
以前のブログで紹介した転職サイトを主に用いて仕事を探します。
僕は救急対応や急変対応を初期研修でみっちり仕込まれたのでそのスキルを売り込んで雇ってもらってますが、これは本来1つ目に挙げた専攻医の進路へ進まれた先生方ならだいたい持ってるスキルです(もう自分の専門科しかできないわーと言われる先生もおられます)
また、専門医や認定をとってからフリーランスになる先生もおられます。
受けられる仕事の専門性が増すので、専門外来を持てたり、その科特有の手技を請け負ったりと、やりがいや報酬の魅力が増します。
みなさんご存知のドクターX 大門未知子先生がこれに当たります。
産業医、保険社医
企業や保険会社に勤めるドクターですね。
産業医は、日本医師会が定める講習を受けて単位を集めれば特に試験なくなれるようです。
企業に勤める社員さん達が快適で健康に仕事が行えるよう、医師としての立場から指導や助言を行います。
仕事が原因の精神疾患やけがなどに対し、休職や仕事の減量を進めたりすることが仕事です。
医師転職サイトでも求人されてるのを見かけます。
詳しい資格取得方法は、産業医学振興財団のページに載せておきます(「産業医になるには」 産業医学振興財団)
保険社医は、保険加入希望者の健康状態を、健康診断や入院記録などの書類から審査したり、死亡保険金請求用診断書の内容を確認したりします。
僕も詳しくは知りませんが、年収は1200万くらいで呼び出し、オンコールなし、医師免許あればなれるとのことですので、かなり条件がいいですね。
医師の進路は大きく分けると以上のようになります。
意外と知られていない医師の働き方もありますので、ご転職をお考えの先生はぜひ調べてみてください。
それでは今日はこの辺で。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。